諫早市: 歴史
古くは伊佐早荘と呼ばれた。
諫早神社の御由緒は、奈良時代の神亀5年(728年)に、聖武天皇の勅願により行基菩薩が当地へ赴き、石祠を建てたのが神社の始まりと伝わる。九州総守護の神々をまつる神仏習合の「四面宮」として代々領主の祈祷所と定められた。
平安時代末期には、領主の藤井宮時の私領であった村内の田畑が、豊前宇佐神宮の神宮寺の権検校の円昭に譲られ、さらに大宮司の宇佐公通に譲与されて荘園になったという。
鎌倉時代の建久8(1197年)『八幡宇佐宮御神領大鏡』という文書の中に「伊佐早村」が初めて登場する。
南北朝時代には、伊佐早氏などが土地を治めていたが、肥前西郷氏の西郷純堯がこれを破り、高城を築き伊佐早一帯を統一した。
純堯は熱心な仏教徒であった為、大村氏、長崎氏の南蛮貿易の為の長﨑開港、キリスト教の布教などへの不満から、両氏と抗争を繰り広げた。
安土桃山時代の1587年、豊臣秀吉の九州征伐により、島津氏を攻めることを拒んだ為、佐賀の龍造寺氏に征伐の命が下り、抗戦の末、敗北し龍造寺家晴が新領主となった。第2代直孝が姓を「諫早」と改め、佐賀藩諫早領となる。
諫早領内には長崎街道の宿場や番所があり、多良街道、島原街道の分岐点に位置するなど、交通の要衝として重要な役割を果たしてきた。
1950年(昭和25年)10月 - 市制10周年を記念し「諫早市歌」を制定。
1957年(昭和32年)7月25日 - 諫早大水害発生。当時の諫早市域で500人以上の犠牲者が出る大惨事となる。
1956年(昭和36年)4月24日 - 昭和天皇・香淳皇后が市内に行幸啓。市役所で水害の概況説明を受けた後に、水害復旧功労者に会釈を賜う。
1989年(平成元年) - 諫早湾干拓事業着工。
2007年(平成19年)
11月20日 - 諫早湾干拓事業完工式を挙行。
12月22日 - 諫早湾干拓堤防道路開通。
2022年(令和4年)9月23日 - 西九州新幹線が長崎駅-武雄温泉駅間で暫定開業。諫早駅が新幹線停車駅となる。
1940年9月1日に北高来郡 諫早町・小栗村・小野村・有喜村・真津山村・本野村・長田村が合併して、人口4万の諫早市が市制施行。
2005年3月1日に北高来郡 飯盛町、森山町、高来町、小長井町および西彼杵郡 多良見町と合併した。これにより、人口14万人都市となり、旧北高来郡のうち西彼杵郡東長崎町を経て長崎市に編入された2村を除く全域が現在の諫早市の市域となったと同時に、北高来郡が消滅した。
1868年(慶応4年)
旧暦2月2日(2月24日) - 幕府領が長崎裁判所の管轄となる。
旧暦5月4日(6月23日) - 長崎裁判所の管轄地域が長崎府の管轄となる。
1869年(明治2年)旧暦6月20日(7月28日) - 長崎府の管轄地域が長崎県の管轄となる。
1871年(明治4年)
旧暦7月14日(8月29日) - 廃藩置県により、藩領が佐賀県の管轄となる。
旧暦11月14日(12月25日) - 第1次府県統合により、全域が長崎県の管轄となる。
明治初年頃 - 諫早市中が分割して東町・西町・岡町・諫早津となる。
1884年(明治7年) - このころ船越村が改称して諫早村となる。
1878年(明治11年)
10月28日 - 郡区町村編制法の長崎県での施行により、高来郡のうち諫早村ほかの区域に行政区画としての北高来郡が発足。同時に彼杵郡の一部区域および高来郡の一部区域に西彼杵郡が発足。
東町・西町・岡町・諫早津が合併して諫早町となる。
1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、北高来郡および西彼杵郡のうち現在の市域にあたる以下の町村が発足。
北高来郡
諫早町(諫早町の全域、諫早村の一部(字大城戸)が合併)
諫早村(諫早村のうち字大城戸を除く区域より発足)
北諫早村(下本明村、福田村、栄田村が合併)
小栗村(小川村、栗面村のそれぞれ全域、および江ノ浦村の一部(小ヶ倉名)が合併)
小野村(小野村、小野島村、川内町村、宗方村、長野村が合併)
有喜村(単独村制)
真津山村(真崎村、貝津村、久山村が合併)
本野村(中本明村、大渡野村が合併)
長田村(東長田村、西長田村が合併)
森山村(森山村、井牟田村、唐比村が合併)
江ノ浦村(江ノ浦村のうち小ヶ倉名を除く区域より発足)
田結村(単独村制)
湯江村(湯江村、宇良村が合併)
小江村(小江村、犬木村が合併)
深海村(深海村、藤田尾村が合併)
小長井村(小川原浦村、長里村、井崎村が合併)
西彼杵郡
伊木力村(単独村制)
大草村(単独村制)
喜々津村(単独村制)
1923年(大正12年)4月1日 - 【新設合併】諫早町・北諫早村・諫早村 → 諫早町(新町制)
1940年(昭和15年)9月1日 - 【新設合併・市制施行】諫早町・小栗村・小野村・有喜村・真津山村・本野村・長田村 → 諫早市(初代)
1940年(昭和15年)11月3日 - 【町制施行】湯江村 → 湯江町
1955年(昭和30年)2月11日 - 【新設合併】江ノ浦村・田結村 → 飯盛村
1955年(昭和30年)2月11日 - 【新設合併】伊木力村・大草村・喜々津村 → 多良見村
1956年(昭和31年)9月20日 - 【新設合併】湯江町・小江村・深海村 → 高来町
1965年(昭和40年)4月1日 - 【町制施行】飯盛村 → 飯盛町
1965年(昭和40年)11月23日 - 【町制施行】多良見村 → 多良見町
1966年(昭和41年)11月1日 - 【町制施行】小長井村 → 小長井町
1969年(昭和44年)4月1日 - 【町制施行】森山村 → 森山町
2005年(平成17年)3月1日 - 【新設合併】諫早市・飯盛町・森山町・高来町・小長井町・多良見町 → 諫早市(現行)