平戸市: 歴史
古代の遺構として市内には入口遺跡があるほか前方後円墳が2基ある。
飛鳥時代には遣隋使や遣唐使の寄港地として知られた。さらに16世紀にはポルトガル船が来航し、17世紀前半にはオランダやイギリスの商館が置かれた。また江戸時代後半には西海捕鯨の拠点であった。
鎌倉時代
1191年(建久2年) - 明菴栄西が留学先の南宋から平戸島に帰着する。
栄西は平戸滞在中に島内の冨春庵(現在の千光寺の場所)において日本で初めて禅宗を伝え、また庵裏山にこれも日本で初めて茶畑を作った。
1225年(元仁2年) - 松浦党の一族峯持(平戸松浦氏の祖)が小値賀から平戸に移り、館山(現在の松浦史料博物館裏山)に館を築く。
室町時代
1550年(天文19年) - 松浦隆信が南蛮貿易に進出、平戸港にポルトガルの貿易船が初めて入港。同年9月にはフランシスコ・ザビエルが平戸に来航し、キリスト教(カトリック)の布教を始める。
1561年(永禄4年) - 宮ノ前事件が発生、翌年からポルトガル船の貿易港が大村藩領の横瀬浦(現・西海市西海町横瀬)に替わる。
安土桃山時代
1584年(天正12年) - イスパニアの貿易船が入港。
1600年(慶長5年) - 松浦鎮信が徳川家康より6万3千石の領地を安堵され、平戸藩が確立。
江戸時代
1609年(慶長14年)- オランダが商館を設置。
1613年(慶長18年)- イギリスが商館を設置。
1615年(元和元年)- イギリス商館長リチャード・コックス、日本で初めてサツマイモを栽培する。(当時の沖縄にあった琉球王国では、それ以前の1605年に初めて栽培されたとされている)
1620年(元和6年)- 三浦按針(ウィリアム・アダムス)、平戸で病没。
1623年(元和9年) - イギリス商館閉鎖。
1641年(寛永18年)- オランダ商館が長崎の出島へ移転、平戸での南蛮貿易が終焉を迎える。
1707年(宝永4年)- 亀岡城(平戸城)が竣工する。
1871年(明治4年)- 廃藩置県により、平戸藩が平戸県となる。(のちに長崎県)
1880年(明治13年)- 旧平戸藩主松浦詮が、元の藩士等の子弟教育のため「猶興書院」を開く。現在の長崎県立猶興館高等学校の前身。
1949年(昭和24年)5月24日 - 昭和天皇の戦後巡幸のお召し列車が平戸口駅に2分間停車。駅前奉迎が行われた。
1955年(昭和30年)- 旧松浦邸を改装した松浦史料博物館が開館する。
1969年(昭和49年)- 長崎国体相撲競技が行われ、親臨のため昭和天皇・香淳皇后が平戸を訪問。
1977年(昭和52年)4月4日 - 平戸大橋が開通し、平戸島と九州本土がつながる。
1991年(平成3年)7月30日 - 生月大橋が開通し、生月島と平戸島がつながる。
2015年(平成27年)8月1日 - 岩の上町に「平戸市未来創造館・COLAS(コラス)平戸」が開館。
2018年(平成30年)6月30日 - 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産がUNESCOの世界文化遺産に登録される。構成資産の1つ「平戸の聖地と集落」が市内に所在。
1871年(明治4年)- 廃藩置県で平戸藩が廃され平戸県となり、さらに長崎県へ併合される。
1878年(明治11年)
平戸村の一部(旧・平戸城下)が分立して平戸町となる。
10月28日 - 郡区町村編制法の長崎県での施行により、現在の市域を含む松浦郡1町49村の区域に行政区画としての北松浦郡が発足。
1885年(明治18年) - 前津吉村の一部(黒島免)が分立して黒島村となる。(北松浦郡黒島村→佐世保市黒島免→現・佐世保市黒島町)
1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、北松浦郡のうち現在の市域にあたる以下の各町村が発足。
平戸町(単独町制)
平戸村(平戸村・度島村が合併)
中野村(単独村制)
獅子村(単独村制)
紐差村(紐差村・宝亀村が合併)
中津良村(単独村制)
津吉村(古田村・前津吉村が合併)
志々伎村(単独村制。浦志々伎村が改称)
田平村(単独村制)
南田平村(小手田村・下寺村が合併)
生月村(生属村・山田村が合併)
大島村(大島村・的山〔あづち〕村が合併)
1925年(大正14年)4月1日 - 平戸町と平戸村が新設合併し、新たに平戸町が発足。
1940年(昭和15年)4月17日 - 生月村が町制施行。生月町となる。
1954年(昭和29年)4月1日 - 田平村と南田平村が新設合併し、町制施行。田平町が発足。
1955年(昭和30年)
1月1日 - 平戸町・中野村・獅子村・紐差村・中津良村・津吉村・志々伎村が新設合併し市制施行。平戸市(初代)が発足。
4月15日 - 田平町のうち旧南田平村大字下寺の一部、末橘免が江迎町へ編入。(江迎町末橘免→現・佐世保市江迎町末橘)
2005年(平成17年)10月1日 - 平戸市・大島村・生月町・田平町が新設合併。新たに平戸市(現行)となる。大島村が消滅したことにより、長崎県には村が1つもなくなった。
2019年(平成31年・令和元年) 1月 - 西九州させぼ広域都市圏に参加。