登米市: 歴史
奈良時代以前からこの地には「遠山(とおやま)村」という村があり、これが「登米(とよま)」の語源である。蝦夷の抵抗が根強い地域であった。
1189年(文治5年):奥州藤原氏滅亡。葛西三郎清重が現在の岩手県南から宮城県北上川流域を所領に封ぜられる。
鎌倉から戦国時代には葛西氏一族がこの地域を領有。登米寺池城に本拠をかまえる。
戦国時代末期、葛西氏は伊達氏から跡取り養子を迎えるなど伊達氏と密接な関係をもった。伊達氏は葛西氏の軍事指揮権を掌握したが、徴税権は葛西氏が保持した。
1579年(天正7年):北上川氾濫による洪水で、登米、佐沼にて人馬多く死す。
1590年(天正18年):豊臣秀吉の奥州仕置により葛西氏が改易され、秀吉の家臣の木村吉清が新領主となった。
1590年(天正18年):葛西氏・大崎氏の旧臣らが木村吉清親子の支配に抗し、葛西・大崎一揆を起こした。この一揆を扇動した人物が政宗である。一揆勢は木村親子の籠もる佐沼城を包囲。政宗がこの一揆を扇動していたことが発覚し、窮地に立たされた政宗は、秀吉の命令によりこの一揆を鎮圧した。その後、秀吉は政宗から先祖ゆかりの土地である伊達郡などを没収し、その代わりに政宗に旧葛西領と旧大崎領を与えた。これにより、現在の登米市の領域は伊達領の一部となった(居城は岩出山城)。
1601年(慶長6年):仙台藩の誕生により、現在の登米市は仙台藩の一部となった。政宗の部将で白石宗実の子・白石宗直は政宗から「伊達」の姓を賜り、寺池城(旧・登米町(とよままち))に入って登米伊達氏の祖となった。
1606年(慶長11年):亘理定宗が政宗から「伊達」の姓を賜り伊達一門になったことにより、政宗の庶子・宗根が亘理家を相続し、現在の栗原市の高清水城(旧・高清水町)城主となった(高清水亘理氏)。のち亘理宗根は現在の登米市の佐沼城(旧・迫町)へ居城を移し、「佐沼亘理氏」の祖となった。
1608年(慶長13年):新田開発の一環として、北上川の氾濫を防ぐための相模土手が完成。
1665年(寛文5年):寺池館主伊達宗倫と涌谷館主伊達宗重との間に所領争い有り。後の寛文事件(伊達騒動)の火種となる。
慶応4年/明治元年 - 明治2年(1868年 - 1869年)に起きた戊辰戦争の敗北による仙台藩の大幅減封(62万石→28万石)により、登米郡は土浦藩取締地を経て涌谷県となる(のち登米県→一関県→水沢県→磐井県と変遷)。
1876年(明治9年):宮城県に編入。
1894年(明治27年):日本鉄道の駅として新田駅が開業。
1921年(大正10年):仙北鉄道開通。
1932年(昭和7年):新迫川開削着工
1935年(昭和10年)4月23日:米谷町で大火。郵便局や派出所を含む100余戸全半焼。
1938年(昭和13年):山吉田水門完成
1939年(昭和14年):新迫川完成
1945年(昭和20年):北上川に北上大橋がかかる。
1947年(昭和22年)9月:カスリーン台風、1948年(昭和23年)9月アイオン台風により、迫町付近、中田町付近、若柳町付近などが水害に襲われる。
1968年(昭和43年):仙北鉄道登米線廃止。
1978年(昭和53年)6月:宮城県沖地震により、北上川に架かる当時の東和町錦織と中田町桜場を結ぶ国道346号の錦桜橋の橋げたが落下した。
1988年(昭和63年)7月:道の駅津山 開駅
1994年(平成6年)12月:ジャスコ南方店開店(2007年9月閉店)
1998年(平成11年)12月:道の駅米山 開駅
2003年(平成15年)8月:道の駅林林館 開駅
2005年(平成17年)3月:道の駅みなみかた 開駅
2005年(平成17年)4月1日:登米郡8町(迫町、登米町、南方町、東和町、中田町、豊里町、米山町、石越町)と本吉郡津山町が合併。 市名は「登米」の語源である「とよま」ではなく、「登米(とめ)郡」の郡名からとって「登米(とめ)市」となった。これにより、登米郡は消滅。
2005年(平成17年)11月1日:市章を制定
2007年(平成19年)6月:三陸縦貫自動車道桃生津山インターチェンジ開通
2007年(平成19年)10月:イオンスーパーセンター佐沼店開店
2007年(平成19年)10月:旧北上川河川敷に豊里水辺の公園が開園
2009年(平成21年)3月:三陸縦貫自動車道登米インターチェンジ開通
2010年(平成22年)3月:三陸縦貫自動車道登米東和インターチェンジ開通
2010年(平成22年)3月:豊里総合支所・豊里公民館が開所
2010年(平成22年)6月:豊里・津山渡船を廃止
2011年(平成23年)3月:東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)が発生。市内では最大で震度6強を観測し、被害を受けた。
2019年(令和元年)10月:台風19号により市内で多くの被害が出た(令和元年東日本台風)
2021年(令和3年)5月-10月 :宮城県登米市と気仙沼市を舞台にしたNHK 連続テレビ小説『おかえりモネ』が放映される。
2021年(令和3年)12月17日:みやぎ県北高速幹線道路 全線開通(市内全事業完成)
2022年(令和4年)3月16日:福島県沖地震が発生。市内では最大で震度6強を観測した。